黄金伝説

〜1ヶ月(?)監禁生活1日目〜


夜神月が監禁される事になって数分後。
皆が言いにくい事を言う男、松田は言った。
松田「しっかし、竜崎もすごい事しますよね〜!やり過ぎ感がフツフツとしますよ!
L「何を言ってるんですか松田さん。
ある種の監禁は本格的な尋問を始める前に
気を弱くさせるための予備の方法として効果があるんですよ

まだ本番じゃないのか!? そんなツッコミは実際にはせず耐える面々。

松田「でも、監禁までする必要あるんですか〜?
別に監視するだけなら手足を縛らなくても…」
L「…何かもう説明するのも無駄ですのでこれを読んでください」

そして松田に手渡された本には
「ザ・尋問術 
心理的圧迫テクニックから拷問まで(B・ラップ著)」

…と書かれていた。

「あんたはどこで手に入れたんだこんな本!?」
L「大学の図書館にあったものを借りたんですよ。
1週間後には返却しなければなりません」

東応大学の将来が心配だ…


L「それでは監禁の項を見てください」
松田「え〜っと…『囚人を気弱にするためには背中の所で両腕を縛ること』
あ!ちょうど今の月くんと一緒ですね!
へぇ〜そんな効果が…ってこれ拷問の項目なんですけど…」
L「スラングで言う"the third degree"です」
相沢「メチャメチャ違法だろォーーーー!!」
L「今更何を言っているんですか?それを言ったら、弥にはミランダ権がある事すら伝えてません」
相沢「だが弥はもうミランダ権を行使しているし、いっそ伝えた方がプレッシャーに…」
松田「え、ミランダ権って何ですか?」
L「ミランダ警告を省略した場合、アメリカでは警官側が法廷で不利になるんですけどね。
無実の人間が一体何を隠す必要があるかって話しですよ」
相沢「だが権利としてあるならば伝えるべきじゃないのか?」
松田「あの〜…ミランダ権って…」

*ただの黙秘権です*

L「伝えたところで今の弥では知らぬ存ぜぬを通すでしょう。
別に私は自白の期待はしてません」
相沢「…というか、この状況では自白も証拠にならないだろう…」
松田「え?何でッスか?」
L「拷問された人間は楽になるために偽証をすることが多いんです。
魔女狩りというものがあったでしょう?
あれも拷問された苦しみから逃れるため魔女だと認めてしまったんですよ」
松田「…じゃあ、意味無いんじゃ…コレ…」
L「だから自白は期待して無いってさっきから言ってるだろ松田……さん。
監禁してキラの裁きが止まるなり何なりしたらキラ濃厚ってことです」
松田「あはは〜それ位僕でもわかりますよ〜!」
相沢「お前もう何も話すな
しかし、さすがに拷問って言われるとやっぱり…縛るのはやり過ぎでは…」
L「全く…あなた方は私が趣味で月くんを拷問するような男に見えますか?
苦しみに喘ぐ月くんを見たいとか
プライドの高い月くんを服従させたいとか
そんな人間に見えますか?

相沢「力一杯頷くぞ」
松田「月くんって断定してますしね」
L「…これ以上は水掛け論です。それよりこれからの経過を見てきましょう」
相沢「いや、答えになってない

しばらく押し問答をした後、ついにLは言った。

L「わかりました…別の方法を使いましょう…」
相沢「!わかってくれたか、竜崎!」
松田「やっと常識を手に入れましたね!竜崎!」
L「(お前に言われたくない)…はい…決めました…
私は郵政民営化を推奨します!!

(当時は2004年)


松田「竜崎…!」
相沢「竜崎…!!」
…だからどうした…?

話が逸れた一同だった

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